2017年06月08日

アルジャントゥイユ


印象派の先駆的存在である画家エドゥアール・マネの代表作『アルジャントゥイユ』。1875年のサロンに出品された唯一の作品である本作に描かれるのは、パリの北西、セーヌ川右岸にあるイル=ド=フランス地域圏ヴァル=ドワーズ県の街で、当時流行した舟遊び場としても著名であったセーヌ河沿いの≪アルジャントゥイユ≫に集う男女の姿で、女性の方は不明であるも、男性のモデルは『船遊び(ボート遊び)』同様、後に画家の義弟となるルドルフ・レーンホフであると推測されている。

風刺画なども残されるよう、サロン出品時、本作は批評家や観衆から嘲笑され続けたことが知られているが、本作の表現や辛辣な観察眼で描写される俗物的な画題選定は特に注目に値する。未婚の男女間の集いの場としても名高かったアルジャントゥイユの舟遊び場で横縞の衣服を着た男が一人の女に寄り添いボート遊びを誘っている。しかし女は他のマネの作品同様、無関心な表情を浮かべている。



上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
アルジャントゥイユ
    コメント(0)