2017年09月12日

銃を持ったポーズで批判続出

このほどデヴィッド&ヴィクトリア・ベッカムの長男ブルックリンが、人気写真家の撮影に参加。すでにプロ写真家としてデビュー済みの彼が今回は被写体となったが、そのうち数枚でブルックリンが銃を持っていることに一部のファンが猛反発、多くの批判コメントをネットに書き込んでいる。

これらの写真を撮影したのは、有名な写真家ベイカー氏(Damon Baker)。写真家としてデビューしたものの「さらに良い写真を撮るフォトグラファーになりたい」とアメリカへの大学進学を決めたブルックリン・ベッカム(18)にとっては、大物の仕事ぶりを間近で見ることのできる素晴らしいチャンスだったはずだ。

しかし数枚の写真で、ブルックリンは銃を手にしていたのだ。ジェームズ・ディーン風に決めた彼に殺意など全く感じないが、銃により命を落とす人があとを絶たないアメリカでは「なんという非常識な写真だ!」と本気で激怒した人もいたようだ。ブルックリンのインスタグラムには、このようなコメントが見受けられる。

「あなたはギャングみたいに銃撃をするような人じゃあるまいし! 銃なんて必要ない。それに銃による暴力を世に広めるようなことをする必要はないのよ。」
「銃を使った撮影なんて、判断を大きく誤ったわね。」
「銃は人を殺す武器であって、アクセサリーじゃないのよ。」

しかし一方で「これは良い!」と褒めるファンもおり、以下のようなコメントも少なくない。

「良い写真じゃないの。私は拳銃を持っているわ。インターネット、落ち着きなさいよ。」
「ブルックリン、カッコいい!」

ちなみにこれらの写真について、ブルックリンをよく知る情報筋は「プライベートな画像で、シェアされるべきものではなかった」と話したという。

「ブルックリンは、銃につき『いいんじゃない?』なんて考える人間ではありません。撮影ではオモチャの銃を使用していますし、発表予定もなかったのです。今思えば、未熟で衝動的なことをしましたね。」

なおこの画像はブルックリン本人が自身のインスタグラムにアップしているもので、現時点では削除していない。  


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2017年09月05日

ヴァルジュモンの子供たちの午後

 印象派を代表する大画家ピエール=オーギュスト・ルノワールの枯渇時代を象徴する作品のひとつ『ヴァルジュモンの子供たちの午後』。本作は以前は大使館の書記官を務めていた裕福な銀行家ポール・ベラール氏の3人の娘が、夏に同氏のノルマンディー地方の英国海峡に面するワルジュモンにある別荘へ滞在していた時に制作された作品である。

 画面右側では赤色の細かい模様が入った白色の衣服を身に着けた長女マルトが椅子に腰掛け縫い物をしており、傍らには三女リュシーが人形を抱きながら観る者と視線を交わらすようにこちらを向いている(長女マルト縫い物は人形の衣服を想像させる)。一方、画面左側には次女マルグリット(マルゴ)がソファーに座りながら本を読んでいる姿が描かれており、次女マルゴと三女リュシーは上品かつ清潔な青い衣服を身に着けている。  


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2017年08月29日

本作で最も注目すべき点は近代性を感じさせる表現様式にある


 ふたりの安堵的な柔らかい仕草と子供らしい純粋で愛らしい表情はサーカスの情景を描いたというよりも、むしろ肖像画に近いアプローチを感じさせる。無論、これらの点も特筆すべき内容であるが本作で最も注目すべき点は近代性を感じさせる表現様式にある。

 やや高い視点から描かれるフランチェスカとアンジェリーナを中心に円形のサーカスの舞台を配した本作でルノワールが集中して取り組んでいるのは豊かな色彩の描写であり、本来ならば床面に落ちるであろう陰影を全く描かず、多様的で輝くようなフランチェスカとアンジェリーナの衣服の色彩と黄土色の床の暖色的な調和性は観る者に心地よい色彩のリズムを感じさせる。

 また2人の姉妹の身に着ける衣服の(やや厚塗りされた)黄金色の豪華な刺繍と青白い白地部分の色彩的対比や、観客の黒い衣服との明確なコントラストは画面を見事な引き締める効果を生み出している。  


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2017年08月22日

ボディーガード15人

 今年70回目を迎えたカンヌ国際映画祭(Cannes Film Festival)は、そのグラマラスさやきらびやかさでも有名だ。これまでにレッドカーペットを彩った女優たちを振り返る。

 米歌手マドンナ(Madonna)は、キャリア絶頂期の1991年、自身のドキュメンタリー作品『イン・ベッド・ウィズ・マドンナ(In Bed with Madonna Truth or Dare)』を引っさげてカンヌを訪れた。

 5つ星の「ホテル・ドゥ・キャップ・エデン・ロック(Hotel du Cap-Eden-Roc)にこもっていたマドンナだったが、日課となっていた15キロのジョギングでは、アンディーブ岬(Cap d'Antibes)の曲がりくねった道路の交通渋滞を引き起こした。ジョギングにはボディーガード15人が同行していた。

 試写会当日の夜には、スターを一目見ようと少なくとも1万人の群衆が会場前に押し寄せ、その間を縫うようにしてマドンナの乗ったリムジンが進んだ。

 マドンナはレッドカーペットにピンクのガウン姿で登場。歩みを止めて後ろを振り返り、ガウンの下に着用していたジャンポール・ゴルチエ(Jean Paul Gaultier)がデザインのオフホワイトの円錐形のブラジャーがあらわになった瞬間、会場の熱気は頂点に達した。  


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2017年08月15日

本作の抽象性をより強調する効果を発揮している


 視力が低下する以前に描かれた同画題の作品『睡蓮の池、バラ色の調和(太鼓橋)』と比較してみると、もはや太鼓橋としての形を僅かに感じられるほど形象は抽象化され、あたかもこの風景を夢裡で見ているような非現実感が漂っている。また画面下部では池の水面に反射する木々や浮かぶ水草(睡蓮)の形状を不鮮明ながら感じることができるが、遠景のモネの庭の木々はもはや形すら失われ、色彩の洪水と化している。

 日本風太鼓橋など緑色が主体として画面の色彩が構成されている本作ではあるが、それ以外にも緑色と隣り合い、視覚上で渾然一体となる赤色や桃色、黄緑色、黄色、青色など多様な色彩が用いられており、
本作の抽象性をより強調する効果を発揮している。  


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2017年08月08日

経済的困窮も改善されない状況にあった

 坂道の両脇には大輪の花を咲かせる向日葵が色鮮やかに描かれており、清涼とした青空との色彩的対比は観る者に心地良い夏の印象を与える。本作で最も注目すべき点は穏やかで幸福的な光景とは全く正反対な画家の暗く複雑な状況と本作の光景そのものにある。本作を手がける前々年(1879年)にモネは妻カミーユ・ドンシューを同邸宅で亡くしており、経済的困窮も改善されない状況にあった。

 画家としても成人としても苦しい状況にあったモネが本作のような、まるで輝かしい未来と希望に満ち溢れた情景を、軽快で闊達な筆触によって、こうも見事に描き出せたことは、画家の内面的心情と画家的な性格を考察する上でも非常に興味深い。また画面上部へ向かうほど開放的になる空間構成や光に溢れた色彩表現も特筆に値する出来栄えを示している。

  


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2017年07月08日

性犯罪連想させるカクテルに批判殺到

米ワシントンDCのレストランが新メニューとして提供していた、とあるカクテルが「悪趣味すぎる」と大批判を受け、後日レストラン側が謝罪文を発表するという騒動がありました。

レストラン「ダイエット・スターツ・マンデー」が開発したこのカクテルの名は「ピル・コスビー」。コメディアン俳優のビル・コスビーの名前をもじったドリンクなのですが、実はコスビー氏は複数の女性を薬で眠らせて強姦したという容疑で、近日中に裁判が始まる予定なのです。コスビー氏は長年、心優しい高校教師や医者、さらに“良き父親”というキャラクターを演じてきた俳優であり、この強姦事件の事実が明るみに出ると、メディアでは大きなスキャンダルとして報道されました。

問題のカクテルには、その事件を連想させるような「ピル(薬)」という単語が付いている上、実際に薬品カプセル(中身は空)が飲み物にトッピングされているという代物。この新メニューがソーシャルサイトで拡散されると、多くの人々から「悪趣味すぎる!」「性犯罪をジョークにするなんて」「被害者の女性の気持ちを逆なでするような行為だ」といった厳しい声が挙げられました。

レストラン側もあまりの批判の多さに、数日後、悪趣味で軽率であったという内容の謝罪文と、メニュー廃止の意向を発表。オーナーも、今後は新メニューの開発には細心の注意を払い、2度とこのようなことは起こらないようにと約束しています。  


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2017年06月08日

アルジャントゥイユ


印象派の先駆的存在である画家エドゥアール・マネの代表作『アルジャントゥイユ』。1875年のサロンに出品された唯一の作品である本作に描かれるのは、パリの北西、セーヌ川右岸にあるイル=ド=フランス地域圏ヴァル=ドワーズ県の街で、当時流行した舟遊び場としても著名であったセーヌ河沿いの≪アルジャントゥイユ≫に集う男女の姿で、女性の方は不明であるも、男性のモデルは『船遊び(ボート遊び)』同様、後に画家の義弟となるルドルフ・レーンホフであると推測されている。

風刺画なども残されるよう、サロン出品時、本作は批評家や観衆から嘲笑され続けたことが知られているが、本作の表現や辛辣な観察眼で描写される俗物的な画題選定は特に注目に値する。未婚の男女間の集いの場としても名高かったアルジャントゥイユの舟遊び場で横縞の衣服を着た男が一人の女に寄り添いボート遊びを誘っている。しかし女は他のマネの作品同様、無関心な表情を浮かべている。  


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2017年05月08日

アルジャントゥイユのレガッタ

印象派最大の巨匠のひとりクロード・モネ印象主義時代の代表作『アルジャントゥイユのレガッタ』。本作はセーヌ川右岸にあるイル=ド=フランス地方の街≪アルジャントゥイユ≫でおこなわれるレガッタ(ボートレース)の準備の情景を描いた作品である。

印象派の画家にとってアルジャントゥイユ(沿いのセーヌ川の)の風景や、レガッタ(ボートレース)という競技は最もポピュラーな画題であり、エドゥアール・マネやルノワール、カミーユ・ピサロ、アルフレッド・シスレーを初めとしたモネ以外の(印象派の)画家たちも様々な角度からアルジャントゥイユの風景や本画題を描いている。

  


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2017年04月08日

ネアンデルタール人、歯痛に「鎮痛薬」使用か 研究

ペニシリンの発明からさかのぼること約5万年前に、歯の膿瘍(のうよう)に苦しんでいた旧人類ネアンデルタール(Neanderthal)人の若者が、天然の抗生物質や鎮痛成分を含む草木を食べていたことが分かったとする研究論分が8日、発表された。研究では、ネアンデルタールの歯石を調べた。

 研究チームによると、現在のスペインのエルシドロン(El Sidron)に当たる地域に住んでいたネアンデルタール人の男性は、抗生物質を産生するペニシリウム属の真菌を摂取し、サリチル酸を含むポプラの木の破片をかんでいたという。サリチル酸は、現代の鎮痛薬アスピリンの有効成分だ。

 英科学誌ネイチャー(Nature)に掲載された研究論文によると、この若いネアンデルタール人の化石化した下顎骨には膿瘍による損傷がみられる他、残されていた歯石から、激しい下痢を引き起こす腸内寄生虫の存在が確認できた。これにより「若者がひどい病気に侵されていたのは明白」だという。

 論文の共同執筆者で、豪アデレード大学(University of Adelaide)オーストラリア古代DNAセンター(ACAD)のアラン・クーパー(Alan Cooper)氏は「ネアンデルタール人は、薬用植物とそれらが持つ各種の抗炎症作用や鎮痛作用などの特性を熟知し、自己治療を行っていたとみられる」と話す。

「研究結果は、現生人類の近縁種であるネアンデルタール人に関して一般的に聞かれる、想像の中のかなり単純化された考え方とは極めて対照的だ」と、クーパー氏は続けた。

 2012年に独科学誌「ナトゥーア・ウィッセンシャフテン(Naturwissenschaften)」に発表された研究では、ネアンデルタール人はノコギリソウやカモミールなどの薬草を使用していたことが考えられるという。

 国際研究チームは今回の最新研究で、ネアンデルタール人4個体の石灰化した歯垢(歯石)の中に閉じ込められたDNAの遺伝子分析を実施した。4個体のうち、2個体はベルギーのスピー洞窟(Spy Cave)から、残る2個体はエルシドロンからそれぞれ出土したものだ。

 歯石には、生物の口、気管、胃などの中に生息していた微生物や、歯間に挟まった食べかすなどのDNAが保存されている。これを後に分析することで、食べていたものや、健康状態を知ることができる。

 今回の研究では、ベルギーのネアンデルタール人が、ケブカサイ(毛サイ)、野生ヒツジ、キノコなどを日常的に食べ、狩猟採集民的な生活様式を形成していたということが分かった。遺伝子分析された対象としては過去最古の歯石となった。
  


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